発売から約一ヶ月が経ち、対戦でよく使われるポケモンが固まってきた。
といっても当時のダイパとあまり変わらず「ラティオスやハッサム、キノガッサ」などだ。
そんな「環境トップ」「厨ポケ」と呼ばれるポケモンたちは強く、対策してもゴリ押されることがしばしば。
厨ポケには厨ポケを、と行きたいところだが…。
ボクのように「マイナー」で勝ちたいという人もいるだろう。
そこで今回は「マイナーポケモンで環境トップを倒す方法」を解説していく。
オススメのマイナーポケモン
対戦でよく使われるのは
「ラティオス、ハッサム、キノガッサ、スイクン」。
上記の4体。これらはだいたい相手の手持ちに入っている。
技構成や努力値振りが分かっていてもゴリ押しが可能な強敵だ。
なのでマイナーで勝つのは難しいと思われるだろう。
だが、お膳立てをすれば不可能ではない。
ボクがオススメするマイナーポケモンたちは下記。
・ダーテング
・ザングース
・ドードリオ
・グランブル
・サメハダー
上記の5体だ。
順番に解説していく。
〈※努力値はH(hp)A(攻撃)B(防御)C(特攻)D(特防)S(素早さ)で表記〉
ダーテング
ダーテングは主に「ラティオス、スイクン」を仮想敵とする。
技構成などは下記。
性格:いじっぱり
努力値:A252、S252
どうぐ:いのちのたま
技構成:ふいうち、イカサマ、リーフブレード、かわらわり
ラティオスは「ひかえめorおくびょうCS振りメガネりゅうせいぐん」が多い。
耐久に振ることは少ないので「ふいうち」が確定1発となる。

そしてスイクンは「ずぶといorおくびょうHB振りめいそうねむカゴ型」が主流であり、攻撃わざは「ねっとう」「れいとうビーム」の採用が多い。
「れいとうビーム」は抜群だが、HB振りだと素早さは勝ってるのに加えて1発は耐える。
なのでこちらの「リーフブレード」を上から叩き込んで確定2発で倒せる。
だが一応「ねっとう」の火傷は引かない事を祈っておこう。
「イカサマ」は物理型が多いので採用。
(一応ラティオスも乱数1発なので交代読みが怖いならイカサマ撃ちもありか)
「かわらわり」は覚えられなくなった「けたぐり」の代わりに採用。
主にバンギラスに対して使う。
ずぶといH振りなら乱数1発。
ようきorいじっぱりAS型なら確定1発で倒せる。
「ハッサム、キノガッサ」に対しては残念ながら負けてしまう。
どちらも1発で倒せないかつ先制技でやられてしまうので潔く交代するか諦めよう。
(いじっぱりハッサムのハチマキバレパンなら1発耐えるのでイカサマで削って退場なのもありか)
ザングース
等倍相手ならほぼ1発で倒していける火力を持っているポケモンだ。
しかし夢特性を採用なので少し面倒。
性格:いじっぱり
努力値:A252、S252
どうぐ:どくどく玉
技構成:からげんき、みがわり、インファイト、でんこうせっか
このザングースのメインウェポンは「からげんき」。
特性の「どくぼうそう」は毒状態の時に物理技が1.5倍に強化されるので、タイプ一致のからげんきが恐ろしい威力となる。
更にはレベルでつるぎのまいを覚えるので1回でも積めば、あの「ずぶといHBクレセリア」でも確定1発。

基本は「みがわり」で毒状態になり「からげんき」を連発。
ノーマルが半減される相手には「インファイト」。
撃ち漏らしには「でんこうせっか」という動きだ。
弱点は耐久が低い事と、素早さが90族と中途半端な事。
なので味方の「でんじは」や「おいかぜ」などで予めサポートすると安定するだろう。
もしくは多少の攻撃力を下げて「ようき」にするかだ。
最速ザングースなら素早さ実数値が156となり、「おくびょうCSトゲキッス」や「おくびょうorひかえめCSロトム」を上から確定1発で倒せる。
ドードリオ
上記のザングースと同じくノーマル技でゴリ押していくポケモン。
ただ違うのはコチラのほうが早い&攻撃力を安定に積めることが出来るというところ。
性格:ようき
努力値:A252、S252
どうぐ:きあいのタスキ
技構成:じたばた(遺伝)、でんこうせっか、つるぎのまい、ドリルくちばし
メインウェポンは「じたばた」。
タスキを発動させて残りHPが1になると、威力が「200」のタイプ一致技となる。
基本は「つるぎのまい」を積んでタスキ発動からの「じたばた」。
あのマルスケカイリューをも乱数1発で倒せるのが魅力。

素早さ種族値は「110」。
最速のラティオスと同速のため、スカーフ持ち以外の相手だとほぼ上を取れるので強いのだ。
弱点はやはり先制技。
でんこうせっか圏内なら素早さの関係上大抵ドードリオが上から倒せる。
しかし、仕留めきれない場合や優先度+2以上の技持ちには歯がたたないので注意。
(例:しんそく、ねこだまし)
グランブル
物理に対しての耐久が優秀であり、ドラゴンに強く出られるフェアリータイプなのも嬉しい。
更には覚えられる技範囲が広いのも魅力だ。
性格:いじっぱり
努力値:H252、A252
どうぐ:たつじんのおびorラムのみ
技構成:じゃれつく、じしん、ほのおのキバ、でんじは
特性いかくのおかげで物理防御が高いので「いじっぱりハッサムのハチマキバレパン」を弱点でありながら確定で1発耐える事が可能。
対してコチラは「ほのおのキバ」を覚えるので返り討ちにしてやろう。
(4倍弱点なので確定1発)。
更にはタイプ一致の「じゃれつく」や、範囲の広い「じしん」も120という高い攻撃種族値から繰り出していける。
他にも、ほのおのキバを含めた3色キバなども覚えるので多くの弱点を突いていこう。
そして、物理型の相手なら大抵の攻撃を1発耐えるので「でんじは」を撒いて後続に繋げるのもアリだ。
環境トップのポケモンは物理型が多いのに加え、グランブルが覚える技はかなり刺さるのでオススメ。
サメハダー
現在の対戦環境には必ずと言っていいほど「ラティオス」がいるため、先制の「ふいうち」を覚える悪タイプのポケモンなどが採用される。
このサメハダーは「ふいうち」を覚えないが…純粋に速いのが魅力だ。
性格:さみしがり
努力値:A252、S252
どうぐ:きあいのタスキ
技構成:まもる、かみくだく、たきのぼり、みちづれ(遺伝)
上記のザングースと同じく、今作では面倒くさい夢特性。
だが強さは折り紙付きであり、準速でも1回の発動で実数値が220となって最速ラティオスを軽く上回る。
同じ夢特性を持つバシャーモにも、元々s種族値で上を取れていて安心なのも強み。
初手「まもる」を発動させれば、環境トップにいる殆どのポケモンたちに対して上から叩けるのは魅力的だ。
タイプ一致で高威力の「かみくだく」、同じく一致かつ先行「たきのぼり」で怯みも狙える。
しかしメインは「みちづれ」で確実に1体を持っていける事だろう。
みちづれを使う事で有名な「おくびょうゲンガー」よりも速いのでオススメ。
他にもフェアリーに強い「どくづき」や通りの良い「じしん」を覚えるので、「かみくだく&たきのぼり」との入れ替えもアリ。
まとめ
今回は環境トップと正面から戦えるマイナーポケモンを紹介した。
マイナーの強みは「意表を突けること」。
何をしてくるのか分からない、というのが強いのだ。
多少の手間が掛かったりするが、マイナーでトップのポケモンを倒した時の爽快感はかなりのモノ。
是非、紹介したポケモンたちを使って環境トップを荒らしてほしい。
以上。