濃いラノベが読みたい・・・。
でも、時間が・・・。
そう言う人、分かります。
1巻完結でも、半日くらいはあっという間に過ぎ去っていく。
パッと読める物がいい・・・。でも濃いのがいい。
そんな我が儘な人に勧めたい短編小説があります。
紫色のクオリア
あらすじ
自分以外の人間が「ロボット」に見えてしまうという、紫色の瞳を持った不思議少女「毬井ゆかり」
正確に言えば、ロボットに見えるのは「生きているモノ全て」
そして、その不思議少女の親友「波濤学」も、とある事件で不思議な力を得る。
そんな二人の周りでは奇妙な事件が起きて、巻き込まれていく。
SF(少し不思議/サイエンス・フィクション)な日常系ストーリー。
登場人物
・毬井ゆかり(まりい ゆかり)
出典:うえお久光・綱島志朗
自分以外の生き物がロボットに見えるという少女。
それに加えて、小柄の可愛らしい容姿で周りからは「不思議ちゃん」としてマスコット扱いされている。
ロボットに見えるという能力をいかして、殺人事件の捜査に協力して参考意見を出したりする。
・波濤学(はとう まなぶ)
出典:うえお久光・綱島志朗
語り部。髪がボサボサのミドルヘアで、ボーイッシュな少女。
妄想が激しく、後に厨二病を患う。
まとめ
この作品は「毬井についてのエトセトラ」「1/1,000,000,000のキス」「if」の三編が詰まった短編小説になっています。
この小説は高校生の時に友人からオススメされて買ったんです。
読み始めは、正直つまらないと感じていました。
しかし、「1/1,000,000,000のキス」に入った時は時間を忘れて読み耽っていました。
このエピソードは今でも偶に読み返すほどに好きです。
少しネタバレするのなら、「STEINS;GATE」「魔法少女まどか☆マギカ」が好きならきっとお気に入りの小説となるでしょう。
たった1巻なのに、綺麗に終わるのが素晴らしいです。
「SFが読みたい!」2010年度版国内篇ランキング10位にランクインされ、1巻完結のラノベでは、真っ先に名が上がる傑作です。
コミックにもなっており、全三巻です。
三巻目には、書き下ろし小説の「箱の中の手紙」が収録されており、原作小説を持っている人は是非、手に取っていただきたい。
「紫色のクオリア」は、正直ラノベが好きな人は絶対に読むべき作品です。
それくらい凄まじい名作なんです。
僕はこの作品と出会えて良かったと思っています。
是非、皆さんも読んでみてください。
きっと思い出深い作品になると思います。
以上、サトミでした!