双子との恋愛は修羅場になりがち。
どうも、サトミです!
今回紹介したいのは、
「カノジョの妹とキスをした。」
通称、いもキスです。
タイトルから仄かに香る主人公のクズさ。
サトミはこの作品を読む前、主人公のイメージ像は「中に誰も居ませんよ?」をされる奴でした。
でも実際に読んでみたら、普通のラブコメ主人公でしたね。
ホッとしたような、ガッカリしたような。
カノジョの妹とキスをした。感想レビュー

作品概要
作者:海空りく
他作品:「落第騎士の英雄譚」
「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」
あらすじ
カノジョの生き別れの妹がトツゼン自分の義妹に!?
俺が人生で初めての恋人・晴香と、交際一ヵ月にしてやっと手を繋げた日、親が再婚し晴香そっくりな義妹が出来た。名前は時雨。似てるのも当然。時雨は家庭事情で晴香と離ればなれになった双子の妹だったのだ。
「情けない声。ホント可愛いなぁ、おにーさん」
「いけない彼氏さんですね。彼女と手を繋いでいる時に双子の妹のことを考えるだなんて」
「顔も体も彼女と同じ妹にドキドキしちゃうのは仕方ない。おにーさんは悪くない。悪くないんですよ」
淡い初恋に忍び込む甘い猛毒(あいじょう)。
奥手な恋人にはとても教えられない、小悪魔で甘えん坊な義妹との甘々”不”純愛ラブコメ――開幕!引用元:GA文庫公式サイト
キャラクター
・佐藤博道(さとう ひろみち)
今作の主人公。顔も身体能力も至って普通で、勉強はそこそこ出来る。
典型的なラブコメ主人公。
初めて出来たカノジョを大事にしているが、突然出来た義妹がカノジョそっくりで悶々としている。
性格以外そっくりで、カノジョとは違うと分かっていても…。
(サトミの一言:女の子を大切に扱うのは良いが、いきすぎてヘタレ。逆にムカつく)
・才川晴香(さいかわ はるか)
ヒロイン。佐藤のカノジョ。天真爛漫な性格で、佐藤曰く「ティーン誌の表紙から出てきた美少女」
小学生の頃から好きだったらしく、佐藤に告白した。
演劇部所属だが、演技は大根レベル。
しかし佐藤曰く「情熱」はあるとの事。
(サトミの一言:健気すぎて泣ける。ちゃんと結婚してほしい)
・佐藤時雨(さとう しぐれ)旧姓は大江山時雨
才川晴香の双子の妹。物語開始時に佐藤の義妹にもなった。
性格は、人をからかうのが好きな「小悪魔」
それ以外は姉とそっくり。
姉とは違って物事を冷静に(悪く言えば冷淡に)みている。
佐藤を「おにーさん」と呼び、からかい気味に慕っている。
チラシを宙に投げて回し蹴りで真っ二つにするほどの戦闘力がある。
(サトミの一言:この子が言う「女の子にやさしい」については、よく分かる。激しく同意)
こんな人にオススメ!
・恋愛下手な主人公にもどかしさを感じたい
・義妹とアブナイ絡みをしているシーンでハラハラしたい
・甘い日常ラブコメの中でドロリとしたリアルな恋愛観をみたい
・妹萌え
感想と評価 ネタバレなし
最初に読んでみて思ったのが、
「これ、妹なんて居なくて…妹のふりしてる彼女じゃない?」
演劇部に所属してるのが伏線で、なんらかの理由があって妹の演技をしてるんだ!
なんて思ってました。
そう思った数ページ後にバッタリと双子の姉妹が再会してました。
普通に妹でした。深読みのしすぎでしたね…。
彼女に内緒で「彼女と瓜二つな妹」と2人きりの同居生活。
小悪魔な妹が主人公をえっちにからかったり、姉との恋路を応援しながらも悪戯な誘惑をしたり、
しばらくは妹との甘い日常ラブコメシーンが続きますが…。
残り十数ページから急激に雰囲気が変わりました。
主人公視点から、妹視点に切り替わり、内面が露わになるシーンには驚きました。
そして、その妹の価値観と行動は人を選ぶかもしれません。
でも、最終的にはタイトル通り、
「カノジョの妹とキスをした。」です!
ラブコメ | 3.5 |
主人公の魅力 | 2.5 |
女の子の可愛さ | 4 |
ストーリーの面白さ | 3 |
総合評価 | 3.5 |
まとめ
作者のあとがきによると、純愛ではなく「不純愛」なラブコメディの作品。
まさしく、その通りだと思いました。
読み進める度に、
妹の可愛さに惹かれ、姉の健気さに涙し、主人公のヘタレ具合にイラつく。
そんな作品でした。
現在は1巻のみですが、
2020/9/11 に2巻が発売されるそうです。
もちろんサトミは買います。
主人公と晴香ちゃんの出会いの事(過去の話)
晴香ちゃんの父親の事
時雨ちゃんとの関係性
まだまだ解決していない事があるので、続きが読みたい!
以上、サトミでした!