旅する小説は名作が多い。
どうも、サトミです!
ロードムービー系の作品って何故か名作が多いですよね。
「キノの旅」
「狼と香辛料」
「けものフレンズ」などなど。
今回紹介するのは、
「さよなら異世界、またきて明日」
上記の作品たちに劣らない傑作です。
さよなら異世界、またきて明日 感想レビュー
作品概要
・作者 風見鶏
・他作品
「放課後は、異世界喫茶でコーヒーを」
あらすじ
旅に出よう、君を助手席に乗せて。この滅びかけた異世界で。
滅びかけた異世界に迷い込んだケースケは、ハーフエルフの少女・ニトと出会う。彼女の母親が遺した手帳に描かれた“黄金の海原”を探し、二人は辛うじて生き残った人々たちとの出会いと別れを重ねてゆくのだが――。
引用元:ファンタジア文庫公式サイト
キャラクター
・ケースケ
滅びかけている世界に迷い込んだ主人公。
ニトと旅するようになってからは、この世界で少ない娯楽である料理にこだわっている。
サトミのここ好きポイント
異世界モノの主人公だが特に戦闘力などは無い現代っ子。
でも終盤でニトに対しての言葉は男気を感じたグッドな主人公。
・ニト
絵を描きながら旅している少女。
移動手段である乗り物が壊れてからケースケと旅するようになった。
サトミのここ好きポイント
少々毒舌だが心優しいマイルドツンなハーフエルフ。
ケースケの料理を美味しそうに食べる姿は萌え。
こんな人にオススメ!
・展開力がある物語を読んでて疲れた
・まったりな主人公とヒロインの旅を眺めたい
・人と人の出会いと別れを楽しみたい
・バトルが無い異世界モノを読みたい
感想と評価 ネタバレなし
山あり谷ありの小説!
とは言い難いほど、最初の内は少々退屈でした。
まぁ、そこはロードムービー系なのでご愛嬌かもしれません。
けれど、やっぱり出会いと別れの連続は読んでいて面白いです。
そして1章ごとに出会う登場人物は良いキャラをしていて、同時に意味のある出会いだったのはとても良きでした。
終盤に回収される序盤のアイテムは思わず「おぉ」と声を出しました。
ケースケとニト。
2人は目的があって一緒に旅をしますが…終盤でニトの目的について進展があります。
それは、旅の終わりであって始まり。
ここら辺で初めて主人公であるケースケに魅力を感じました。
途中まで読んでて、
「なんだこの料理しか取り柄のない無個性主人公」
とか思ってて申し訳ない。
ケースケ、あんたイイ男だったよ。
作品の面白さ | 4.5 |
キャラクター | 4 |
主人公の魅力 | 3.5 |
ヒロインの可愛さ | 4.5 |
総合 | 4.5 |
まとめ
2人の旅は終わっていません。
1巻ではニトとの出会い、再出発がメインでした。
2巻目から本番でしょうね。
とても楽しみです。
個人的にはロードムービー系の旅する小説は好きなので、長く続いてほしい。
以上、サトミでした!